浄土真宗本願寺派 紫雲山 光明寺

光明寺だより

SUBARU便り(5)

スバルに入社してから6年が経過し、仕事にもある程度慣れてきました。

 

当初は、6年もすると中堅のポジションになるイメージでしたが、実際のところまだまだです(業種によるかもしれません)。
未だに知れば知るほど知らないことが増えると言いますか、そんな感じです。技術者の奥の深さは、全く途方もありません。
新人の頃、当時の課長に、5年目までは会社にとってマイナスだと言われたことを思い出し、ここ2年くらいで実感しているところです。
今は5年を通り越してもう1年経ってはいるものの、会社にとってプラスになれているか自信はありません。

 

そういえば今年初めに、私が開発に携わったWRXがリリースされました(未だ街中で見たことが無いので本当に発売したか疑っています)。
そのハイパワーグレード(STI)に買い替えようと狙っていたのですが、発売されないことになり、衝撃を受けました。
理由は、近年規制が強まる排ガス規定と言われていますが、僕も詳しくは知りません。ターゲットが限定的なので、単に採算の問題かもしれません(笑)。
現在は15年前のレガシィという車に乗っています。いつかのスバル便りで書いた、工場実習(新人の通過儀礼)の給料で買った車です。
もうしばらくはレガシィに乗り続けることを決め、古い部品の交換・整備を始めました。時代は電気自動車なのに逆行しているなあと思いつつ。。。

 

今後は電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HEV)あたりが主流になっていくと思います。スバルだけでなく世界的な動きです。
つい昨日、中国のBYDというメーカーが、EVで日本市場に参戦するニュースも目にしました。
スバルも2050年までにCO2を90%削減、中間のマイルストーンとして2030年時点でEVとHEVを40%以上にすると明言しています。
会社の中でも、世界の流れや掲げた目標に向かって大きく舵を取っている瞬間を肌で感じ取っています。
ちなみに、「世界的な流れ」を具体的に言うと、欧州です。
欧州は車業界におけるファッションリーダー的なところもあるので、欧州の流れが日本にも波及してくるイメージです。
車のデザインとかでも、近い将来の展望を見たければ、欧州車を見れば少しヒントが探れたりします。

 

話が逸れましたが、EV、HEVはあくまで主流なので、いきなり変わるわけではなく、ガソリン車もある程度残ると思います。
最近ガソリン価格も高騰してはいますが、燃費も向上しているので、個人の計画次第では、まだ購入時の選択肢にも十分入ります。
EVが秘めるポテンシャルは高いですが、車両価格もまだまだ高いし、充電スポットの配備も過渡期です。
メディアでもよく議論されていますが、この点が、比較的大きい課題ですね。
今は技術革新が目覚ましく、数年先を予想するのも困難ですが、EVは確実に、僕らのライフスタイルの変化に影響してきます。
将来ごととして考えれば、EVの動向からも目が離せないですね。

 

今回はこの辺で失礼します。今年も暑い夏がやってきました。
新型コロナも心配ですが、熱中症等、お身体に気をつけてお過ごしください。

 

顕信